『ベイマックス』
2014.12.27
白くてぽよぽよボディの外見、AIさんの主題歌など、公開前から話題満載の映画『ベイマックス』が、ついに20日から公開!
主人公は天才少年ヒロ。亡き兄タダシが人々の心と体を守るために作ったケア・ロボットのベイマックスと共に、危険を冒して兄の死の真相を探るという物語。
このベイマックスが、どんなときも健気に&一途に、ヒロを守ろうとする姿が、もう~たまらない! ときに温かく、ときに切なく。そして、ロボットに似つかわしくない外見とその性格ゆえか、タダシの人間性が宿っているようにも思えて、だんだんロボットに見えなくなってしまう。
でも、単なる癒しの映画じゃなく、ヒーローアクション作品の側面も。
ハラハラしたり、わくわくしたり。ぽよぽよのベイマックスが戦闘スーツを着て猛スピードで滑空するシーンはとっても爽快で、なんだか新しいアメリカンコミックのヒーローみたい♪
さらに注目したいのは、日本とサンフランシスコからインスピレーションを得たという架空都市サンフランソウキョウが舞台だということ。
近代的なビルが立ち並ぶ最先端科学都市のエリアにも、生活感あふれるダウンタウンにも、招き猫、瓦屋根、桜、マンホール、提灯、ガード下の店などが描かれ、日本のエッセンスが凝縮!
「ディズニーから日本への“ラブレター”」と言われるように、日本文化への愛が感じられるような丁寧さ、こだわりつくしたその熱量には、なんだかうれしくなっちゃう。
映画でなければ、“一時停止”してよ~く見てみるところだったのに。
そうそう、ヨチヨチあるきのベイマックスは、仕草が几帳面、ふるまいも礼儀正しくて、どこか日本人を感じてしまうんだけど気のせいかなあ~?
一足先に全米で公開され、第72回ゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞に早くもノミネートされたこの映画、冬休みにぜひ見にいこう!
(でぃぐにん)